事実と見解:ASD傾向を持つ私にとっての難しさ


ASD傾向を持つ私にとって、「事実」と「見解」の書き分けは、想像以上に難易度の高い壁です。

 

事実:パズルを組み立てるような感覚
教科書の要約や歴史上の人物の事績など、客観的な事実を文章にすることは比較的得意です。目の前にある情報をパズルのように組み立てていく感覚で、論理的に文章を構成することができます。

 

見解:真っ白なキャンバスに絵を描くような難しさ
一方、自分の考えや意見、感想を文章にすることは非常に困難です。読書感想文や映画のレビューなど、主観的な見解が求められる場面では、頭の中が真っ白になり、何も書けない状態に陥ってしまうことがあります。

まるで、真っ白なキャンバスに自由に絵を描けと言われているような感覚です。何をどのように表現すれば良いのか分からず、筆が止まってしまうのです。

 

仕事での影響:
この見解を文章化する困難さは、仕事にも影響を与えています。会議やディスカッションの場で、突発的に自分の意見を求められると、頭が真っ白になり、うまく答えることができません。

急いで考えをまとめようとすると、論理的な説明が組み立てられず、的外れな発言をしてしまうこともあります。その結果、周囲からの評価が低下することも少なくありません。

 

現状と課題
ASD傾向を持つ人にとって、見解を文章化する能力は、日常生活や仕事において大きな課題となります。

現在、私はこの課題克服のために、以下のような取り組みを始めています。

読書量を増やし、様々な見解に触れる
自分の考えを整理するためのフレームワークを学ぶ
アウトプットの機会を増やし、練習を積む
これらの取り組みを通じて、自分の考えをより明確に表現できるよう、日々の努力を続けていきたいと思っています。